
友人が、今更ながら最近その良さに気づかされたと絶賛していた
レイト80's-アーリー90'sにカレッジ・チャ-トでも人気のあった
ボストンのバンドBuffalo Tomの5thアルバム。
友人の職場から家に帰るなり、棚に埋もれていたこのアルバムを探し出し
何年かぶりに真剣に聞き入ってみた。
うん、やっぱりいいアルバムだ。
自分とこのバンドとの出会いは、SST RECORDSから88年にリリースした
1stアルバムのプロデューサーがDINOSAUR JRのJ.Mだったことが切っ掛け。
当時DINOSAUR JRの熱狂的なファンであった自分が1stアルバム
「Buffalo Tom」をすぐさまゲットしたことは言うまでもない。
初めて聞いた印象はといえば、やっぱりDINOSAUR JRを期待してしまうこともあり、
なんか小粒な印象しかなかったなぁ。
その後、再びJ.Mのプロデュースで90年にBeggars Banquet(USはRCAだったような気がする)から2nd「Birdbrain」をリリースするも、個人的には地味すぎる内容にこれ以降このバンドへの興味が薄れていった。
バンドへの興味が復活したのは、92年に3rdアルバムからの先行シングル「Velvet Roof」を手にいれたとき。
冒頭のいきなり小気味よく鳴るギターのカッティングとスケールが大きくなったメロディーにぐっときたのを思い出す。
肝心の3rdアルバム「Let Me Come Over」の出来はジャケットも含めて上々の仕上がりではあったが、時代の空気は、Lemon Headsのように人なつっこいシンプルなメロディーをラウドな音で鳴らし、E.Dのようなスター性のあるヴォーカリストをフロントに立てたバンドを求めていたのだった。
翌93年にコンスタントにリリースされた4thアルバム「Big Red Letter Day」でまたも失速するも、95年にリリースした5thアルバム「Sleepy Eyed」において遂に大ブレイク!(自分の中で)
デビューから7年間、ハイスピードで様変わりしていく音楽業界に流されることなく、決してブレることなくバンドが求める音のみを探究し続けた結果辿り着いたバンドの新たな出発点となる。
そこにあるのは素晴らしいメロディーと壮大なスケール感だけ。
派手な装飾音など一切排除した無駄のないストレートな作風は言わば、
偽りのない裸のようなもので、これが聴き手のハートに直接訴えかける要因なのだろう。
まだまだこれからも、聴き続けていくよ。
「Sleepy Eyed」#1
「Sleepy Eyed」#3
俺は、この辺系は全く聴かなかった。
返信削除正直なところ苦手でした。
すごくいい曲だとは思う。
でも、「レコード買おうか」とかならないんですね。
未だに。
やっぱ、俺はロックな人じゃないんですね。
ロックのいいところは、自由なところだからね。
返信削除買う買わないも自由。
貴方は十分にロックでしょ。
俺の周りにロックじゃない奴なんて一人もいないのだ。
ロクでもないヤツもたくさんいるが(笑)