2010年8月27日金曜日

shake your money maker
















































1990年のデビュー・アルバム「shake your money maker」で全米4位を記録し、続く2ndアルバム「Southern Harmony & Musical Companion 」では、
ついに全米1位まで昇りつめたBlack Crowes。

以後、ギミックなしのロック・フィーリングに満ち溢れたアルバムをコンスタントにリリースし続け、今年でデビュー20周年を迎えることとなった。

Led Zeppelin、faces、Humble Pieといった良質のブリティッシュ・ロックとアメリカ南部の黒人音楽、そこへサザン・ロックの醍醐味をプラスした骨太ながら繊細なロック・サウンドは今でも健在だ。

今月海外リリースされたばかりの最新作「Croweology」では、メンバーお気に入りの過去のナンバーをアコースティック調にリメイクし、より深くなったBlack Crowes節をたっぷりと堪能させてくれる。
しかも2枚組、全20曲のボリュームながら、まったくもって一瞬のたるみもなく一気に聴き通せる質の高い作品。
※4面観音開きのジャケットを開くとこのように飛び出す絵本のような形に!



















ベテラン・バンドによるアコースティック・アレンジされた作品というと、
ありがちな自己満足的なオッサン臭い内容を思い浮かべてしまいがちだが、
どのナンバーもオリジナルの良さを損なうことなく、さらに深く深く
洗練された音で再現されており、聴き手のイマジネーションをどこまでも
無限に拡げてくれる繊細且つ、重厚な仕上がりとなっている。

それは、先に挙げた初期のHumble Pie(ピーター・フランプトン在籍時まで)やZeppelinの3rd~5thアルバム級の出来といってもよいかもしれない。


実際99年には、Black Crowesとジミー・ペイジの組み合わせでツッェペリン・ナンバーを再現したライブ・ツアーも行っていたし、ここ仙台でもzepp仙台にてライブが予定されていた。が、ペイジの腰痛であえなく幻と化してしまった。ほんと、悔しい思いをしたなぁ。ペイジのバガヤロ。

それにしてもボーカルのクリス・ロビンソンの声ってこんなに凄かったか?
褒めすぎかもしれないが、ニューヤードバーズ(レッドツッペリン)のボーカル候補とされたテリー・リードの分身と言ってもいいくらいに濃厚なソウル・フィーリングを撒き散らしている。
もう、これだけでも十分に聴く価値があるな。






















※Terry Reid



Official Website Of The Black Crowes
ライブ音源の視聴もできるよ!

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