2010年9月16日木曜日

present

15年ほど前に職場の先輩から「これ、絶対に気に入るから聴いてみて」とプレゼントされた思い出のレコード。



当時で何度目のアナログ再プレスか分からないけど、ここ何年か前に出回ったプリント(ジャケット)が最悪な再プレス盤とは比較にならないほどの輝きをもった良品だった。
※CDは、三度目の再発でやっとオリジナル・ジャケットへ変更。


先輩が何故、突然レコードをプレゼントしてくれたのかはその場では理解できなかったのだけど、今思えば、“絶対的に良い作品を吟味し、人へ伝え、喜んでもらうということはこういうことだよ”てことを身をもって教えてくれたのかなぁなんて。

貴方からは、妥協のない音楽との向き合い方や、国境を越えた音楽の楽しみ方を教わりました。
今でも言葉では言い表せないくらいの感謝の気持ちでいっぱいです。
そして今でも貴方の背中を追いかけています。




それにしても、音楽を人へプレゼントするという行為は非常に頭を悩ませるもの。
相手の普段の生活に密着しているならまだしも、大体はなんとなく、相手との会話のなかで出てきた好きなアーティストやジャンルなんかをキーにしてあれこれ悩むのが大半で、贈ったものの、的がズレていたりした日には目も当てられない状況に・・・。

一度聴いてピンとこなければ二度と聴かれることもなく、そっと棚の奥に整列させられるという悲しい結末が。
下手をしたら、ブックオフのお値打ち品コーナーへ綺麗に陳列なんてことも。

そういう恐れがあるときは、事前に「何か欲しいCDはある?」と、勇気を持って聞くのが鉄則でしょうか。
基本的に自分も、こっち派です(笑)

2 件のコメント:

  1. 先輩ってもしかしてIさんですか?

    俺はこのレコード、10年位前にkakinumaさんから教えてもらいましたよ。
    感謝です。

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  2. H入社時の大先輩OKADA氏の事でした。
    この人は、音楽の秘境としてオーラを出しまくりだったWEAVE時代を経て、Hに入社した方で、ザッパとピアソラを同様に聴く楽しさも教えてもらったり、PUNKをキーにして世界の音楽と出会う素晴らしさや探究心を教えてくれた心の師匠でした。

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